こんにちは!車検のコバックです。
今年も2月中旬まで来ましたが、まだまだ寒い日が続きますね。
もうすぐで3月になりますが、この時期怖いのは花粉です。
花粉症の方はもちろんつらい季節ですが、クルマにとっても花粉は恐ろしいものなんです。
ここではなぜ花粉がクルマにとって脅威なのか、メカニズムとその対策法を解説します。
こんにちは!車検のコバックです。
今年も2月中旬まで来ましたが、まだまだ寒い日が続きますね。
もうすぐで3月になりますが、この時期怖いのは花粉です。
花粉症の方はもちろんつらい季節ですが、クルマにとっても花粉は恐ろしいものなんです。
ここではなぜ花粉がクルマにとって脅威なのか、メカニズムとその対策法を解説します。
春も近づく3月ごろから、あなたの愛車になにやら黄色っぽい汚れがついていた経験はないでしょうか?
その汚れ、実は花粉によるものなんです。
花粉の多い季節や地域では、クルマがあっという間にまっ黄色になるくらい汚れが付着してしまいます。
しかもこの汚れがいくら拭いても取れず、かといって放っておくとシミやクレーターになってしまいます…
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。
それは、花粉に含まれる「ペクチン」という成分が原因です。
通常花粉は、周囲を殻に覆われており、この時点ではシミにはなりません。
しかし、一回でも花粉が水で濡れてしまうと、外の殻が割れて中身が飛び出します。
その中身に、先ほどの「ペクチン」が含まれており、悪さをするんですね。
ペクチンはたんぱく質の一種で、かなり粘性が高い物質。
食品に増粘安定剤としても使用されるほどです。
そんなペクチンがクルマのボディにしつこくこびりついてしまうのです。
また、ペクチンのさらに厄介なところは、塗装を傷めてしまう点です。
水にぬれたペクチンは、クルマの塗装面に吸着し、乾燥すると収縮します。
その際に、クルマの塗装を変形させてしまうのです。
これによって、ボディにクレーターのような凹凸ができてしまいます。
花粉がボディに付着してすぐであれば、花粉を拭き取ることが可能です。
ですが例えば花粉が付着した後に、雨に濡れてさらに乾燥してしまうと、ひどいシミになって落とすのも大変です。
また花粉が積もったばかりでも、濡れタオルなどで拭き取るのは厳禁です。
花粉に水分を与えることになり、拭き残した花粉からペクチンが分泌され、シミの原因になってしまうからです。
花粉が付いた時は、タオルで拭き取らずに水で洗い流しましょう。
花粉からペクチンが分泌される前に花粉をボディからなくしてしまうのです。
花粉が付いた状態で洗車をせずに放っておくと、花粉のシミが大量にできてしまいます。
そうなってしまうと花粉自体を落としてもシミが残ってしまいます。
普通は落とすのも一苦労ですが、実は簡単に落とす方法があります。
それは、温かいお湯で洗い流すというものです。
塗装面に熱を加えるとペクチンが分解されるといわれているためです。
実際、花粉のシミは夏になると自然と消えることが多いです。
夏の日差しでクルマの塗装面の温度が高くなったためです。
とはいえ夏まで待っていると、どんどん塗装が傷んでくるのでお湯をかけて早めに対処しましょう。
お湯をかける際はボディに直接かけるのではなく、マイクロファイバーなどのクロスをシミのある場所に置き、50℃~80℃くらいのお湯をかけてあげると効果的です。
蒸しタオルの要領で、塗装面に効率よく熱を与えることができるためです。
お湯をかけてあげた後は、2~3分ほど放置し、塗装面を温めてあげます。
塗装面が温まったら、そのクロスで拭き取ってあげます。
その際やけどしないように、ゴム手袋などをしてください。
これを数回繰り返すと、花粉のシミはあらかた取れてしまいます。
春は花粉の季節。クルマに花粉が付着するのは仕方がない部分もあります。
この時期は普段よりこまめに洗車をすることで、花粉によるシミやクレーターを防ぐことができます。
また、花粉が付く前であればワックスなどで表面をコーティングするのが効果的です。
花粉の付着を防ぎ、さらに花粉が付着しても洗い流しやすくなります。
ただしワックスをかける際は、ボディに花粉が付着していない状態で行ってください。
花粉が付着した状態でワックスをかけると、花粉が塗装とワックスの間に残ってしまい、除去が困難になってしまいます。
いかがでしたか?
クルマの天敵、花粉についてお話ししました。
結局のところ、花粉が塗装面を侵食する前に洗い流すことが1番効果的なのです。
とにかくこまめな洗車!これが花粉対策の第一歩です!